4日目(依然Tokyo)

そろそろ病気ネタ以外のブログが書きたい。
天気もすこぶる良さそうだし、せっかく日本に帰ってきたのだから美味しい空気をたんまり吸って景色の綺麗な場所へ出かけたいのに。
快適なこの病室生活も4日目となり、朝起きると痛みは軽減していた。
昨晩痛み止めこそもらって飲んだが、ほかに傷を治す薬など飲んでいない。それなのに寝て食べるだけでヒトのからだの傷は治ってゆくのだ。これは心の傷もおんなじだなあ。 

朝ごはんも美味しく、シャワーを浴びる元気があったのでさっぱり。
歩けと言われたので病棟内をぐるぐる(正確にはヨタヨタ)歩く。

昼ごはんは、焼きたてパン2つ、鶏肉のパン粉焼き、サラダ、かぼちゃのポタージュ、みかん。なんじゃこりゃ、ホテルみたい!
おいしくて涙出そうだ。
毎回出てくるお茶もルイボスティーでとても美味しい。
昨日に比べると寝返りは打てるし、痛みはだいぶ減ってる。でも体勢によっては激痛が走るときがあって、そのたびにグワァ!と叫んでいる。

ここは産科も一緒の病棟で、奥には分娩室もあるしナースセンターの横には新生児室がある。運動のため、病棟内を往復して新生児室に寄っては今日、しかもついさっき産まれたばかりの赤ちゃんを見る。
部屋にいても、猫の鳴き声のような、フニャアフニャアという赤ちゃんの泣き声が聴こえてくる。それはとても心地よい音だ。何とも言えない気持ちになる。
どこぞの市で子どもの声がうるさいから保育園建設反対というニュースを聞いたが、そもそも保育園も住民に許可を取るべきだったとか、一生モノの家を買ったんだから環境は守られるべきとか、それらはさておき、子どもの声がうるさいなんてそんな社会は嫌だ。子どもの声がどんなにうるさくても、それだけ声を出して笑って過ごせるなんて幸せの象徴じゃないか。
と、赤ちゃんの泣き声を聞きながら思った。 
明日はもう退院。


まめまき@Shanghai

三十路なかばにしてはじめての海外生活@上海。 「I'm Korean,but I'm from Japan.」と言ってまわりを混乱させる日々。そんなつれづれ。

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